講演会(ご案内・ご報告)

本会主催の講演会について、次回開催予定を告知する「ご案内」や、
開催済みの過去の講演内容をまとめた「ご報告」を掲載しています。

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第15回NPO「丸山ワクチンとがんを考える会」講演会のご案内


■日時 平成29年5月20日(土)15:00~17:00(開場14:30)
■場所 如水会館 2F スターホール
千代田区神田一ツ橋2-1-1
TEL:03-3261-1101

■講演

1.『がんは代謝疾患である!?』がんの本質とは?
―丸山ワクチンは有効か?―

和田 洋巳 先生
京都大学名誉教授
からすま和田クリニック院長

2.『丸山ワクチンはやっぱり「がん」に効く!?』
創薬から実に70年余、丸山ワクチン最新取材報告

森 省歩 氏
ジャーナリスト
ノンフィクション作家
■参加費 無料 
■定員 250名
■締切日 定員になり次第締め切らせていただきます。

※お申込みの受付は終了しました。

講師プロフィールとレジメ

1.和田 洋巳(わだ ひろみ)先生

プロフィール

生年月日:1943(昭和18年)年11月5日(72歳)
1970年(昭和45年)京都大学医学部卒業 京都大学名誉教授
日本多国間臨床機構(JMTO)理事長
ACCPリージェント アメリカ胸部疾患学会日本支部代表
日本外科学会 特別会員
第47回肺がん学会会長
からすま和田クリニック院長
一般社団法人 日本がんと炎症・代謝研究会 代表理事

京都大学大学院医学研究科器官外科学(呼吸器外科学)教授など、40年近く京大病院で勤務し、3,000人を超えるがん患者さんの治療を続けるなかで、「何故、がんは再発するのか」との疑問から、患者さんと接する臨床の現場に身を置きたいと、京都大学を退官後は京都市内に「からすま和田クリニック」を開業し、「自分や家族が患者になったときに受けたい治療の創造」を理念にがん治療の臨床と研究を続けています。
また、「一般社団法人 日本がんと炎症・代謝研究会」を設立し、代表理事として医師・研究者及び企業等の学術交流を通じ、生命科学の融合研究の活性化を図り、腫瘍・炎症・代謝性疾患の治療・開発に学術活動を推進し、我が国の医療水準の向上と、医学・生命科学の人材を育成する活動に力を注いでいます。


演題

『がんは代謝疾患である!?』 がんの本質とは? 『丸山ワクチンは有効か?』


レジメ

 がん細胞とは、慢性炎症の場で脱落と修復を繰り返す細胞の中で、ミトコンドリア内膜の破綻を乗り越えるエネルギー取り出しをする形質を獲得したものである。 それ故、いくつかの自己増殖の特徴を備えている。
 基質レベルのリン酸化でエネルギー・ATP産生を行うがん細胞はいくつか共通した特徴のある代謝特性を持ち出す。
1) NHE ナトリウム・プロトン交換器の活性が上がる
2) GLUT-1・ブドウ糖輸送機の細胞膜発現が強くなる
3) IGF-1・ mTOR軸の活性が強まる
4) FASN・脂肪酸合成酵素の活性が高い
5) NF-kB活性が高い(CRPが高いことに反映される)
結果として、尿pHが強い酸性を示す

 がん細胞周辺微細環境は酸性であるが、その理由はがん細胞内がアルカリ性で細胞内での次世代細胞の創生を行うためにはそのアルカリ性環境が極めて重要である。 このためがん細胞ではNHE ナトリウム・プロトン交換器の活性が強く示されている。 免疫担当細胞が酸性微細環境で腫瘍を攻撃するにはこの環境を可能な限り中性か弱アルカリ性にする必要がある。 その様な体づくりをした上での、免疫細胞賦活が重要になる。体質改善をして、がんの棲みにくい身体づくり、がん増殖を止める緩やかな形の腫瘍抑制(分子標的薬の適切な使用など)を行った上で、免疫賦活・免疫細胞療法を行うのが良い。
 からすま和田クリニックの症例が2600例になるが、進行がん患者はおそらくそのうちの半数である。 それら患者中、劇的改善を行えた方はおよそ200数十名で、約17%ぐらいである。 事例を示しながら、免疫力改善の重要性を示してみたい。






2.森 省歩(もりせいほ)氏

プロフィール

ジャーナリスト、ノンフィクション作家。
1961年、北海道生まれ。
慶應義塾大学文学部フランス文学科卒。
出版社勤務を経て、1992年にジャーナリストとして独立。

政治家の素顔や政界の深層に迫るノンフィクションの分野で定評があり、『鳩山由紀夫と鳩山家四代』(中公新書ラクレ)、『田中角栄に消えた「闇ガネ」/「角円人士」が明かした最後の迷宮』(講談社)などの著書を発表。一方、5年前の2012年に大腸がん(S状結腸がん)の手術を受けて以降は、ジャーナリスト活動のウイングを医療分野にも広げ、丸山ワクチンの投与を受けている「がん患者」ならではの視点から、「『セカンドオピニオン外来』一問一答を誌上公開/近藤誠先生、私の受けたがん治療(東大病院)は正しかったでしょうか」(『文藝春秋』2014年6月号)、「『丸山ワクチン、私には効いた』/がん闘病ジャーナリストの体験記」(『週刊文春』2015年7月9日号)、「丸山ワクチンはやはり『がん患者』に光明!」(『サンデー毎日』2016年6月5日号から連続5回の短期集中連載)などの記事も発表している。
また、近藤誠医師の近刊『がん患者よ、近藤誠を疑え』(日本文芸社)、『「近藤誠がんセカンドオピニオン外来」の全貌を初公開/僕はあなたを「がん治療」で死なせるわけにはいかない!』(文春ムック)では、「がん患者代表」として聞き手などを務めた。


演題

『丸山ワクチンはやっぱり「がん」に効く!?』
創薬から実に70年余、丸山ワクチン最新取材報告


レジメ

 今を去ること5年前の2012年5月、私は東大病院にて大腸がん(S状結腸がん)の切除手術を受けました。切除範囲はS状結腸のほぼすべてと所属リンパ節19個、病巣が癒着していた腹膜の一部など広範囲に及び、術後の病理検査の結果、病期は第2群リンパ節(中間リンパ節)の2箇所に転移のある「ステージ3A」と診断されました。
 その後、主治医からは再発予防のための経口抗がん剤の服用を勧められましたが、夜討ち朝駆けのジャーナリスト活動を続けなければならないなどの個人的な事情もあって、苦渋の選択ながら熟慮の末に抗がん剤治療を辞退しました。ただ、座して再発を待つことは心理的に耐え難く、丸山ワクチンの投与を受けることを決断。おかげさまで、手術から5年が経過した現在も無再発のまま元気に仕事を続けています。
 同時に、この間、私はジャーナリストとして丸山ワクチンに関する取材を続けてきました。何しろ、自分の命に関わる大問題です。「丸山ワクチンは本当にがんに効くのか」という疑問に立ち向かうことは、ジャーナリストとしての職業上の問題意識を超えて、個人的にもきわめて切実で重大な命題でした。
 取材にあたっては、日本医科大学付属病院ワクチン療法研究施設前所長の永積惇先生、永積先生の後任を務めておられる江上格先生をはじめ、丸山ワクチンの有効性を確かめる臨床試験の責任者を務められた埼玉医科大学国際医療センター婦人科腫瘍科教授の藤原恵一先生、丸山ワクチンの作用メカニズムを研究しておられる日本医科大学医学部微生物学・免疫学教室主任教授の高橋秀実先生、さらには丸山ワクチン患者・家族の会主催の「かたろう会」に出席された患者さんなどなど、多くの関係者の方々にお世話になりました。また、その成果の一端は、私のプロフィール欄にもありますように、『週刊文春』や『サンデー毎日』などの雑誌でも発表させていただきました。
 今回は、このような経緯を踏まえつつ、これまでの取材で得た数々の事実のうち、丸山ワクチンの有効性にテーマを絞る形で、皆様にご報告させていただきます。具体的には、上記の藤原恵一先生が2013年6月、ASCO(米国臨床腫瘍学会)で発表された歴史的なニューエビデンスを中心に、スライドなども数多く使いながら、以下の点などについてお話をさせていただければと考えております。

  1. 生存率を10%も向上させた丸山ワクチンの実力――統計的有意差と臨床的有意差
  2. 驚きの解析結果①――丸山ワクチンは「がんの増悪スピード」を49%低下させる
  3. 驚きの解析結果②――丸山ワクチンは「発がんのリスク」を4分の1に抑え込む
  4. アジアトライアル(進行中の大規模臨床試験)の行方と丸山ワクチンの未来

 いずれも、根拠となる科学的データを示しつつ、分かりやすくご報告いたします。