講演会(ご案内・ご報告)

本会主催の講演会について、次回開催予定を告知する「ご案内」や、
開催済みの過去の講演内容をまとめた「ご報告」を掲載しています。


第14回NPO「丸山ワクチンとがんを考える会」講演会のご案内


■日時 平成28年5月28日(土)15:00~17:00(開場14:30)
■場所 如水会館 2F スターホール
千代田区神田一ツ橋2-1-1
TEL:03-3261-1101

■講演

1.「丸山ワクチン作用機序に関する最新の知見」

高橋 秀実 先生
日本医科大学微生物学・免疫学教室主任教授
日本医科大学付属病院東洋医学科部長
日本医科大学付属病院ワクチン療法研究施設顧問

2.「変わるがん治療の選択肢」

丸山 茂雄 氏
元ソニーミュージックエンターテイメント社長
元ソニーコンピューターエンターテイメント会長
現NPO「丸山ワクチンとがんを考える会」副理事長
■参加費 無料 
■定員 200名
■締切日 定員になり次第締め切らせていただきます。

※お申込みの受付は終了しました。

講師プロフィールとレジメ

1.高橋 秀実(たかはし ひでみ)先生

プロフィール

医学博士

昭和55年日本医科大学卒業、医師国家試験合格後、同大学付属病院第三内科学教室入局
昭和60年同大学大学院(博士課程)卒業、医学博士号取得
昭和62年より米国国立癌研究所留学
平成9年日本医科大学微生物学・免疫学教室主任教授
平成10年京都大学ウィルス研究所感染制御研究領域客員教授
平成17年より日本医科大学付属病院東洋医学科部長を兼務
平成25年より 日本医科大学付属病院ワクチン療法研究施設顧問を兼務

演題

「丸山ワクチン作用機序に関する最新の知見」


レジメ

 私たちの体内には、ウィルスや細菌などの外来性の侵入物、あるいは体内に発生し癌細胞などを排除し、身体の状態を正常に保つためのシステムである「免疫」と呼ばれる防御機構が具わっています。 この「免疫」システムは二つのパーツから構築されています。一つは、生まれながらにして具わっている「自然免疫」というシステムで、もう一つは生まれてから罹る「はしか」などの病原体を一つ一つ記憶し、それらに再びかからない様にするシステムで「獲得免疫」と呼ばれるものです。 これまで、「免疫」システムの研究は、「獲得免疫」の解明に力が注がれてきましたが、20世紀後半の1990年代から、「自然免疫」に関する研究が急速に進み、現在に至っています。 「獲得免疫」が認識・記憶する主体は、物質の構造を決定する「タンパク質」であるのに対し、「自然免疫」を刺激・活性化する物質はエネルギーなどのもととなる「脂肪」や「糖分」であることが分かってきました。
 一方、丸山ワクチンは結核菌を煎じる(学問的な言葉では「熱水抽出」と呼びます)ことで抽出した産物で、その中に含まれる成分は水に溶け出した脂質・糖脂質であるリポアラビノマンナン、ミコール酸ならびに脂肪酸群などの物質であることが分かってきました。 残念ながら、これまで丸山ワクチンに関する研究は、「獲得免疫」に対する作用機序を探るものが主体でしたので、あまり明確な作用機序に関する答えは得られていなかったのが実状です。 私どもは21世紀に入り、丸山ワクチンが「自然免疫」に及ぼす影響を検討して参りました結果、丸山ワクチンの成分が「自然免疫」に属し、免疫ステム全体の統御に関わる「樹状細胞群」、特に「癌に対する免疫力」を活性化する鍵を握るDEC-205というマークをもった「樹状細胞」を活性化することを見いだしました。
 本講演では、丸山ワクチンがどのようにして「癌と闘う」免疫を身体に付与するのか、最新の研究成果をもとに皆様と考えてみたいと思います。




2.丸山 茂雄氏

プロフィール

元ソニーミュージックエンターテイメント社長
元ソニーコンピューターエンターテイメント会長
現 NPO「丸山ワクチンとがんを考える会」副理事長


演題

「変わるがん治療の選択肢」


レジメ

 篠原先生は昨年10月31日に逝去されました。 篠原先生は、1973年にがんを宣告され、手術放射線治療を受けられた後、丸山ワクチンの有効性を確信され、丸山ワクチンを使用し続けて、がんではなく老衰により亡くなられました。
 篠原先生が力を入れられた運動は、「丸山ワクチンの製造認可を請願する」という活動でしたが、1981年8月の「認可せず」という当時の薬事審議会の結論で挫折しました。
 しかしこの運動が全く無になったわけではなく「丸山ワクチン」は有償治験という形で現在も存在しています。
 がん患者にとって大事なことは、がんを発症した時にどんな治療の選択肢がお医者さんから提示されるかということです。
 1981年頃の治療方法というのは現在に比べればレベルの低いものでありました。この35年間という時間のなかで、手術の方法は大きく改善され、抗がん剤は新薬が多数出現し、放射線治療法も進歩しました。 しかしながら治療成績が大きく改善されたという報告はありません。
 この35年間で変わったことは、私達の「がん」に対する考え方が変わったことの方が大きいかもしれません。
 「がん」という病気を患者に隠すということはもうほとんどなくなり「告知する」ということが普通になりました。 「告知」された患者は苛酷な治療を選ぶかQOLを優先するかを考えます。 がんと闘うということとは別に、QOLを大事にしてがんと共生するという考え方もでてきました。
 そんな考え方の変化のなかで、1981年の頃「がん」を研究する学者の誰も見向きもしなかったがんの免疫治療が注目されはじめています。
 2016年、もしあなたが「がん」と宣告されたら、あなたのがん治療の選択肢のなかに「丸山ワクチン」を加えたらどうなるかを考えてみたいと思います。